仲間との生活に不可欠なもの
寮生である小中学生が日々のごはんづくりや風呂焚き、掃除をはじめ洗濯などを分担し共同生活を送ります。
浜の方たちと持ちつ持たれつの関係を築きながら漁村の暮らしを営みます。
日々のスケジュールや寮での決まりなどを決めるのもこどもたちの話し合いがベース。
スタッフは補助役としてこどもたちの暮らしを見守りサポートします。
1日のスケジュール
※ 実際の1日はこどもたちの活動内容により日々変動します
平日朝の集合時間は 6:30ごろ。
集合時間に間に合うように各自で時間を決めて起床します。
当番に分かれて進める朝の暮らしの時間です。
朝ごはんづくり、動物へのエサやり、掃除などを分担して進めます。
みんなで揃っていただきます。
前夜の残り物や作り置きなど工夫しながら栄養バランスを整えます。
ニワトリ小屋から取れた新鮮な卵などを使い皆でいただきます。
市が委託しているタクシー会社さんのジャンボタクシーで登校します。
天気に合わせて燃料集めやカゴ漁など暮らしに関わる仕事を進めます。
「夕しごと」までの時間で宿題を終わらせたり、読書をしたり自由に過ごしています。
暮らしに余裕がある時は釣りやものづくり、お菓子づくりなど、自分たちがやりたいことも含めて仲間と相談して活動を決めています。
太陽熱温水器で温まったお湯をベースに専用の薪ボイラーで加温していきます。薪を焚べて熱さ調整をします。
おかずづくり、副菜・汁物づくり、ごはん炊きなどその日の当番ごと役割に分かれて食事を用意します。
ひとりで作れない子も料理の本を参考にしたり、仲間やスタッフの教わりながら、時には浜の皆さんにも教わりながら、少しずつ上達していきます。
ごはんは備え付けのかまどを使って炊く羽釜ごはん。うまく炊けるとつやつやのごはんとこんがりおこげを味わえます。
待ちに待った夕ごはん、皆で準備して作り上げた料理を囲んでいただきます。
その日あったことやお互いの住んでいた場所についてなど色々な話題で盛り上がります。
ごちそうさまのあとも分担ごとに分かれて洗い物。みんなでわいわい話しながら進めるとあっと言う間に終わります。片付け中も大事なコミュニケーションの場になります。
明日のスケジュールや当番などを全員で確認します。
暮らしの中で感じた課題やその日感じたことをみんなで共有し、必要があれば話し合う、みんなで暮らしをつくりあげる上で大事な時間です。
交代交代でお風呂に入っていきます。お風呂に入らない子たちは自由に過ごしています。
仲間と遊ぶのも、勉強するのも、何かプロジェクトをするのもよし、自分たち時間です。
お子さんから親御さんへの電話はこの時間にかけることが多いです。
全体の消灯は 21:00 となっています。消灯後は電気を消し静かに過ごします。
基本は規則正しい生活を行いますが、消灯後に勉強をしたり、寝る時間はそれぞれの判断に委ねています。
十分な睡眠時間をとることを前提に、休日の起床・就寝時間はその日にやることによって前日の話し合いでこどもたちと一緒に決めていきます。